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当院の特長


Advantage of NAWH
医療 保健 挑戦 福祉
医療 保健 挑戦 福祉
地域を守る

年間600万人の観光客の
安心を支える救急医療体制

自然・温泉・ウィンタースポーツなど、多様な観光資源に恵まれた西吾妻地域には、年間600万人と言われる観光客が訪れます。西吾妻福祉病院が24時間365日の救急医療体制を維持する理由は、地域の皆様の安心はもちろん、旅行中の病気やケガに対応する緊急医療チームとして、地元の産業を支えていきたいからです。
年間の救急搬送受入実績のうち、約1/3を観光客が占めており、救急応需率は約90%。すべての医師があらゆる疾患に対応できる総合的な診療スキルを持ち、救急外来で初期総合診療を担っていることも大きな強みです。近隣の高次医療機関とも密に連携し、当院にて治療が困難な場合は、ドクターヘリ、防災ヘリを活用した搬送体制も整えております。

高齢者を支える

治し支える医療を
実現する在宅支援サービスの充実

少子高齢化によって人口構成が変化する今、従来の医療提供体制を見直し、治す医療から「治し支える医療」への転換が急がれています。当院でも、通院後・退院後の生活を支えるサービス体制を強化し、通所リハビリの運営や、居宅介護支援事業所の設置、自宅訪問による支援(訪問診療訪問看護(リハビリ含む))を行ない、訪問栄養食事指導を開始しています。
また、在宅復帰に向けた準備を整える地域包括ケア病床を設け、ご家族のレスパイト入院(休息)にも対応しております。
当院が力を注ぐ「総合診療」とは、病気の治療のみならず、患者様を取り巻く家族や地域などを多角的に診て、安心の生活へと繋げる医療です。時代に求められる「治し支える医療」とは、総合診療医の腕の見せ所でもあります。

想いに応える

住み慣れた我が家で、
最期まで自分らしい人生を応援

これまで多くの患者様から、「最期まで自宅で暮らしたい」という要望を受け、2018年10月より訪問診療を開始し、ようやく地域の声に応えていける体制が整いました。
定期的な医師の訪問に加えて、24時間対応の訪問看護ステーションの機能を活かし、在宅生活を希望される高齢者・がん療養者の終末期ケア〜看取りに対応しております。
医療がどんなに進歩しても、人生の終わりは必ず訪れるもの。私たちは、ご本人が安心して最期まで自分らしい人生を全うできる場所は、住み慣れた自宅であると考えています。そばで寄り沿うご家族のサポートも重視しながら、ご本人の意思を尊重し、「穏やかな旅立ち」を支援できるよう努めております。

ニーズに合わせ進化する

当院の目指す地域医療のカタチ

西吾妻福祉病院は、地域医療構想を踏まえた病院改革を行ない、2019年度より「救急医療」と「在宅医療」を診療の柱として、一層地域に貢献していきたいと考えております。
療養病棟の閉鎖で入院設備は縮小したものの、地域全体を入院ベッドと捉え、在宅医療や予防医療にマンパワーを注ぐ方針です。
健康づくりの基本は、バランスの良い食事と運動習慣ですから、病気になる前に生活習慣を正していけるよう、管理栄養士による訪問栄養食事指導を開始し、通所リハビリの定員拡大を検討しております。
また、産科医療体制の確保困難から分娩休止に至りましたが、妊婦健診は継続し、より近隣の分娩施設に協力をいただき、地域でお産を支えていく体制を構築しました。新たに導入した「産後ケア」では、助産師による母乳や育児の指導はもちろん、お母さんの休息時間をつくる育児代行にも対応しておりますので、ぜひご活用いただきたいと思います。

管理者 兼 病院長 三ツ木 禎尚
困っている人の役に立ちたい

当院は、2019年度より診療機能を新たに再スタートしましたが、時代や社会構造に合わせた変貌を遂げても、私には変わらない信念があります。それは、「困っている人の役に立ちたい」という、地域医療を志した頃の純粋な想いです。
当地域の大半を占めているのは高齢者であり、人口減少が顕著なことから、他者との交流が低い状況にあります。高齢者の安全と尊厳を守っていくには、入院中心の医療から生活支援型医療へと軸足を移し、もっともっと地域へ出向き、患者様の暮らしと向き合う必要があると考えております。
今後は、医師をはじめ、さまざまな専門職がご自宅を訪問する体制を整え、早期から適切な支援へとつなげるアプローチに力を注いでいく方針です。

西吾妻福祉病院 管理者 兼 病院長 三ツ木 禎尚

病院概要